らいてぃん・とぅないと

主に眠れない夜に、筆は進む。

読売打線考察、開幕一軍考察

今日でオープン戦が全て終わり、読売の全体順位は四位と、まずまずな結果となった。そもそも去年はオープン戦首位でシーズン三位だったから今度はその逆を行ってやれと強気に考えることにして、ここらで少し開幕して最初の一軍登録メンバーとスタメンについて思うところを書いていこうと思う。

○開幕スタメンについて
私の予想はこうである。
1(二)吉川尚
2(遊)坂本勇
3(中)丸
4(三)岡本
5(左)ゲレーロ
6(右)陽岱鋼
7(一)ビヤヌエバ
8(捕)小林
9(投)菅野
一塁と三塁の守備位置は反対でも良いと思う。5~7の並びは様々な意見があると思うが、「どこかで回が終わっても次の回に一発浴びせられる可能性を残す」というのは大事かなと。5を亀井選手にしたり、7を俊太選手にしたりするという手もあるが、二人とも控えにいても便利なので、それも考えてこのようにしている。

○開幕一軍メンバーについて
私の予想はこうである。ここで、先発に関しては去年六人中四人が開幕一軍だったのでそれに準じる。
《先発》
山口俊、菅野、今村、野上(4)
《中継》
クック、宮國、桜井、田原、中川、吉川光、戸根、坂本工、大江(9)
《捕手》
阿部、小林、炭谷、大城(4)
《内野》
吉川大、吉川尚、中島、坂本、岡本、ビヤヌエバ、田中俊(7)
《外野》
陽岱鋼、丸、亀井、石川、ゲレーロ(5)

一応、29枠を目一杯使っている。不透明なところが大きい中継ぎは最初は一人二人多くて良いと思う。野手に関しては、北村選手や重信選手が二軍で早速結果を出しているので、もし怪我人がいきなり出たとしても少しは耐えられるのではなかろうか。
二、三戦目の先発は二戦目が野上選手、三戦目が今村選手と予想している(登板間隔で考えた。二戦目はヤングマン選手の可能性もあるが、外国人枠を考慮してこのように予想)。

今年のカギは間違いなく中継ぎである。少し打たれる時もあったが、全体的には去年と比べるとかなり良くなっていると思う。あとは本番でしっかり結果を出して、レギュラーに定着してもらいたい。五日後に迫ったシーズン開幕が楽しみである。

【3/24、20:00追記】
坂本工選手と田原選手が二軍に合流するらしい。今のところ代わりに一軍に合流出来そうな成績を残している森福選手が、上がってくるかもしれない。現状中継ぎの実績がそんなにない選手が多いので、もしそうならかなりの重役になるだろう。

【3/25、10:00追記】
畠選手が三戦目を任される可能性が出てきた。実際、彼の終盤のアピールは大きく、実を結ぶ予感はしていた。もし投げるならば、持ち味を発揮して是非とも勝ち投手になって欲しい。

【3/25、21:00追記】
5を陽岱鋼選手に任せるという発表があった。原監督直々の指導を受けてからのオープン戦終盤のホームラン連発は本当に素晴らしかった。私は6と予想したが、今なら5でも大丈夫と思う。しっかり監督の起用に答えて欲しい。

【3/28、15:00追記】
公示が出た。26人登録で、先発は初戦の菅野選手のみの登録のようだ。
二軍にいる重信選手や北村選手の調子がとても良いので、特に山本、立岡両選手には負けないように頑張ってもらいたい。

春から大学生になる方へ

三月のこの時期といえば?と考えると、浪人するなどあれこれ苦労した受験時代が忘れられないせいか、自身の合格発表から三年経った今でも「大学の合格発表日」というイメージが抜けない。
そんな中昨日は、私の所属大学である京都大学の合格発表があった。(勿論他大学に合格した方々もだが、)京大に合格した方々へ、まずは本当におめでとう、お疲れ様と言いたい。それに加えて、せっかく大学に合格することが出来たわけなので、より良い大学生活を送る為に意識して欲しいことを書かせて頂きたい。あまりこの記事を見る新大学生は多くないかもしれないが、一人でも多くの方の目に届けば嬉しい。

○大学での勉強スタイル
高校での勉強では「勉強を教え合う、情報を共有する」というのをどれぐらい行っただろうか。もし高校段階で既にしっかりやっていたと言うなら、大学でも是非継続して欲しい。逆に、全然やっていなかったという方は、大学からはそもそも新しい友達関係の構築からということがほとんどなので苦手意識もあるかもしれないが、頑張ってチャレンジしてみよう。これは全く恥ずかしいことでも何でもない。
大学の勉強は幅が広く、高校での勉強よりも得意分野、苦手分野が多く見つかる。そのうちの苦手分野をどうにかする際、大学では自分で調べようとすると基本的にそう簡単に欲しい情報が見つからない。このような時にすぐに誰かに聞ければ、苦手なままにしておくことなく解決出来るうえ、自分で調べるより印象に残りやすい。逆に自分が自信のある分野について誰かに教えることが出来れば、これも自身の復習に繋がる。受験は「定員に食い込む為に周りと競争する」ものであるが、大学の勉強はむしろ「周りと足並みを揃えてレベルアップしていく」ものであるから、それを意識してやっていって欲しい。

○出来る限り「マイペース」で
当然だが、大学にいる人々は、一般にせよ特色にせよ狭き門を通った人ばかりである。これはまあ高校でも割とそうであるが、大学の場合は日本全国どころか海外からも人が集う為、これまでに見た何倍も「コイツすげぇや」って人を目にすることだろう。
これがプラスにはたらく人は大丈夫なのだが、「自分がまだまだ過ぎる、どうしよう」と落ち込んだり不安になったりしてしまう人も多い。このような考えを持つのは、どうしても人と比べたがってしてしまう人間の性であり、仕方の無いことであるが、やはりあまり自信を無くしてしまうと精神的に参ってきて色々なことに支障をきたすから、もし自信をなくしかけたら、少し考え方を変えて気楽にして欲しいなと思う。
日本には今一億を超える人間が住む。日本だけでも一億なのに、海外に目を向けるとその数は何十億にもなる。人の数だけ「才能」があるから、何かしらの面で自分よりすごい人がいるのはごく自然なことなのである。逆にこのことは周りの人々にとっても同じで、皆それぞれ「すげぇなと思う人」がいる。当然、その中に自分が含まれている可能性も大いにある。
なので、劣等感を抱きそうになっても堂々と歩んで欲しい。自分のやりやすいペースをしっかり保ってこれから頑張って欲しい。もちろんマイペースの意味を履き違えてサボり過ぎてしまってはいけないが。

新しく大学生になる方々のこれからの生活が、受験を頑張った報酬のような華やかなものになることを祈っている。

3/9 侍ジャパン

Switchのマリカ8を昼から侍ジャパンの試合が始まるまでずっと家族でやりまくり、試合後も少しやったのだが、試合後のレース中はずっと侍ジャパンのここが良かったとかここは頑張ってだとかを考えていた。色々考えているうちにここであれこれ書きたくなったので書いていこうと思う。

○打撃陣
まあ本番ではないので負けてもあまり考え込み過ぎないで欲しいとは思う。もちろん勝つに越したことはないけれども。
稲葉監督は試合後、打順が悪かったと言っていたが、私は打順は悪くなかったと考える。他にも呼んでいる選手がいるので実際にそうする訳にはいかないが、今日の二戦目で昨日と全く同じ打順を組んでも大丈夫だと思うぐらいだったりする(強いて言えば、京田選手が9番というのは少し勿体ないかな…)。昨日のスタメンのうち、今日もスタメン出場する選手は少なくとも四人は出るだろう。昨日打てた選手は良いとして、昨日打てなかった選手は今日こそアピールを頼みたい。
守備位置については、近藤選手がDHでないのは少し違和感というか、代表の試合となると厳しいかなと感じた。確かに昨年度は左翼守備をやっていたが、一昨年以前はDHばかりであったから、代表の左翼手と見るのはまだ早かったかなと思う。昨日の近藤選手は打撃面でも苦戦気味だったので、今日は出来ればDHで出場させてみて欲しい。近藤選手の打撃を最大限活用出来る起用法が見つかれば代表としてはとても大きいはずである。

○投手陣
やはり中継ぎ投手が難しい。先発投手が二番手以降に出場する場合はそこまで問題ないのだが、どの年代でも中継ぎ投手が登板する時に何かしら課題が見つかっているように思う。今年に限っての問題であれば今年呼んだ選手の頑張りどころなのだが、優勝した2009年でさえもダルビッシュ投手が抑えに回るなどしており、本職が中継ぎの選手が何年も抱えている問題であるから、本番前にそろそろ打開策が欲しい。
具体策としては私は、建山コーチの他にもう一人投手コーチを呼べたら嬉しいなと考えている。現状、監督もヘッドコーチも野手であり、投手のコーチが彼しかいないというのは負担が大きいように感じるので…。実際にどのくらい効果があるかは未知数だが、検討してみて欲しいところである。

本番で同じような負け方をしないよう、今のうちに課題を見つけまくっておくのがとても大事である。今日は昨日のことは引きずり過ぎずに、もう一度各選手持ち味を見つめ直し、またコーチ陣はそれを引き出せるように、奮起して頂きたい。

3/2、3/3 オープン戦

三月に入ると(プロ野球は三月末から開幕なので)いよいよだと思うものである。どうしても野球がない時ほど野球の話をしたくなってしまい結局オフシーズンのブログ内容がほとんど野球関係になってるなぁと反省しつつ、昨日今日の試合を振り返ってみる。

3/2 オープン戦(対ヤクルト)
○総評みたいなもの
オープン戦における東京ドーム初戦、しかも週末という事で、観客が落胆するような試合にだけはしないでくれよと思っていたこの試合、逆転サヨナラ勝ちというむしろ盛り上げ過ぎなくらいの内容だった(というか客足が少なくても観客を落胆させないで欲しいのは当然であるが)。

○特に注目していた点
・中継ぎ陣
2日3日の二試合は中継ぎに一番注目しようと思っていた。勿論去年のウィークポイントだったから。
まず鍬原選手。前回の練習試合もだがこの日もよく打たれた。私が見た感じでは「三振をとるタイプなのにストライクゾーンで空振りや見逃しがとれていない」のが最大の原因だと考える。これは二軍で出直す必要がありそうだ。空振りや見逃しがとれるよう球速を上げたり変化球の制度を高める、又は方針を変えて打たせて取る術を研究してみるなど色々やってみて欲しい。
次に大江選手。最初は先発で使うのだろうか?と思っていたが、ここ最近の登板を見て、中継ぎで使いたい気持ちが正直わかる気がした。とにかくテンポが良く、流れが相手に行きそうなのをせき止める力があるように感じる。もしこのまま一軍中継ぎを託そうと考えているなら、オープン戦の間に是非連投テストをしてみて欲しい。それが出来るなら一軍はほぼ確実ではなかろうか。
最後に光夫選手。背番号の通り、まさに山口鉄也のようだった。この投球なら勝利の方程式は担えると思うので、あとはもう何度か投げてもらって例えば走者を出した時に崩れないかなどをチェックして頂きたい。

3/3 オープン戦(対ヤクルト)
○総評みたいなもの
メルセデス選手に不安を感じた方もいるかもしれないが、バイト終わりの私はまあこんなもんかという感じで結果を見た。メルセデス選手が今日捕まり気味だったのは恐らく全体的に球速が遅かったから。最初に打たれたのを気にして慎重になり過ぎたか久々のドームで考え過ぎたかだと思う。打線は安打数が少ないが、四球はかなり多かった。ボール球を見逃すのは大事だが、それを考え過ぎて好球を見逃すのは勿体ないので、開幕までに好球必打の感覚をしっかり身につけて貰いたい。

○特に注目していた点
・中継ぎ陣
クック、田原、桜井の三選手が登板したが、全員良かった。特に桜井選手は本当に前と全然違うなぁという感じである。前までは球種は多いがどれも中途半端な感じがしていた。それが全体的にレベルアップしていて、今は開幕一軍を十分狙えるぐらいに来ているのではなかろうか。
今日の三人に昨日の左腕二人を合わせれば五人は人員が揃う。あと二人ぐらい欲しいので、他のメンバーも(教育リーグで試すつもりかもしれないが出来れば一軍で)試してみて欲しいところ。

次は広島戦。個人的には打線より投手が頑張って欲しいと思っている。去年は打てなかったというよりよく打たれて負けた試合が多かったように思うので。

2/23、24 オープン戦 & 2/26 練習試合

本当は一試合終わるごとに記事を書こうと思っていたのだが…工学部三回生にもなると春休みでも研究室見学などタスクが多くなかなか書く時間をとれない(と言い訳しておく)。今日は何が何でも休むと決めているので、書きたかったことをまとめて書いていこうと思う。

2/23 オープン戦(対楽天)
○総評みたいなもの
この試合は選手に関しては下手したら三つの試合の中で一番言うことがないかもしれない。私としては本当に、勝てなかったことぐらいしか文句はなかった(その勝てなかったことですら、オープン戦である以上そこまで問題は無い)。

○特に注目していた点
・野上選手
野上選手はやはり組み慣れた炭谷選手が良いのだろうか。無難だった。オープン戦初戦の早い回から複数イニング投げる機会を貰っているということは、先発としてしっかり期待されているということだと思うから、是非先発ローテにしっかり入り、ポジションを守り続けて欲しい。

2/24 オープン戦(対日本ハム)
○総評みたいなもの
なんというか、何で23日あれで負けて24日これで勝ったのだろう…という感じだった笑。八回以外無得点なのはしっかりして欲しいというのが率直な感想である。シーズン中に和真選手がいなくなるのは考えたくないが、いなくてもある程度点をとれないといけないのは間違いない。

○特に注目していた点
・ビヤヌエバ選手
右腕が苦手とされている彼が、金子選手や上沢選手など、パ・リーグでも特に実力ある右腕との対決でどうなるかはとても注目していた。結果はなんと彼だけ二出塁(一安打一四球)で他は全然(陽選手の内野安打とゲレーロ選手の四球ぐらい)という、これは喜んで良いのか悪いのか…笑。ただ、ビヤヌエバ選手だけに限って言えば、ますます期待度が増したという感じだった。

2/26 練習試合(対中日)
○総評みたいなもの
打線はよく点をとっていたし、投手も鍬原選手が炎上してしまったが他はしっかりまとめていた。鍬原選手は今日はかなり悪かったけれどもまだプロ入りからそんなに時間が経っていないのもあるから、じっくり鍛え直して欲しいところ。また、ゲレーロ選手があのコース(ちょっと真ん中寄りのインハイ)をホームランにするとは思っていなかったのだが、これをシーズンで出来たら凄い成績を残せるだろう。

○特に注目していた点
・高橋優選手
紅白戦以外でのプロ野球球団との対戦ということで、どれぐらい出来るか楽しみにしていた。結果は三回無失点ととても良かった。特に、走者を出してからもきちんと抑えるという面は新人ながら他の選手(萌生選手とか…)に見習って貰いたいなと思ったほどである。

・和真選手
背中の張りでちょっとの間休んでいたが大丈夫だろうかと思っていたが、今日の試合を見る限りは大丈夫そうだ。とはいえ本当に身体にだけは気をつけて欲しい。主力ではあるがこれからが楽しみな選手でもあるので、どうか長い活躍を。


研究室の希望届も近いうちに提出するので、これからはもう少し更新のペースを上げたいところ。来年度は研究室のことも書ければ…と思っている。

2/11 読売紅白戦

前日に引き続き二回目の紅白戦が行われた。今回は宮崎キャンプ最後の日ということもあり、最後のアピールの場となったわけだが、皆それぞれ良い動きをしていたように思う。前回は今村選手だけやや心配な内容だったが今回は特に心配な選手はいなかった。

○特に良かったと思う選手
私としては、桜井選手が特に良かったかなと考えている。少し前なら二回投げれば三失点ぐらいはしてしまっていただろうが、昨日はテンポよく抑えられていた。先発で勝負するにせよ中継ぎで勝負するにせよ、彼の場合まずはスタートラインに立つ必要があると思っていたので、今回の結果から、第一関門は突破したかなと。無事一軍生き残りを決めたので、次は対外戦で更にアピールして頂きたい。

○一軍昇格を決めた選手について
まずは大城選手。打撃面の魅力は素晴らしいのだが守備面がまだまだだと思うので、一軍の素晴らしい先輩達(小林、炭谷、阿部の三選手はいずれも日本代表経験者)に学べる事は全て学んで欲しい。また仮に一塁コンバートをするにしても、中島選手が手本になってくれる。
大幾選手。私は二軍メンバーの中では彼が圧倒的にアピールしていたと思うので、昇格を知った時は非常に嬉しかった。寺内選手の後継としての代走守備固めはもちろん、尚輝、俊太両選手の中に割って入ってやろうぐらいの強い気持ちでこれからも頼みたい。
立岡選手。最後の二回の紅白戦で便利屋なだけでないというのを見せてくれたように思う。他の若手選手と比べると少し歳上だがまだまだ伸びしろのある選手。ここからももっとアピールして欲しい。
戸根選手。不足気味の左の中継ぎの中で切符を掴んだ。一時期はコントロールがかなりアバウトで心配だったのだが、今は大分修正が効いてきたかなという感じなので、継続して頂ければ。
最後に、工宜選手。支配下は目前だと思う。その日まで、またその日からも、好投を続けてゆくゆくは一軍レギュラーへと駒を進めて貰いたい。

○残念ながら二軍降格してしまった選手、惜しくも一軍に上がれなかった選手について
まずは萌生選手。ファームで好成績を取ったとはいえまだまだ二軍で出来ることがあるのは間違いない。もう一度、一軍で通用する投手になるために必要なものをファームコーチと一緒に考えてみて、再挑戦して欲しい。
重信選手、慎吾選手。主力が多く入ってからの紅白戦におけるアピールが他の外野手に比べ弱かったのは否めない。だがキャンプはまだまだ続くし、開幕一軍のチャンスは全然ついえていないので、こんなもんじゃないというところをこれからも見せて頂ければと思う限りである。
最後に、畠選手。個人的に一番惜しかったと思う。だがコントロールがやや悪いのとピンチを作ってしまうのが早いのは一軍に行く前に直さなければならないところだろう。怪我に気をつけつつ更なるレベルアップを頼みたい。

何人か別メニュー調整は入っていたが、怪我による降格がなかったのは本当に素晴らしいことである。あとは全員完走だ。どんな課題に取り組むにしてもまずは元気にやることからなので、最後まで皆の無事を祈りたい。

2/10 読売紅白戦

テストとその後の謎の多忙期間により、随分と更新の無い期間が長引いてしまったが、昨日でようやくある程度片付いたのと、読売がキャンプで紅白戦を行ったため話のネタが大いにあるということで、久々にここで色々書いていこうと思う。

○紅白戦全体の感想
まず、昨日の紅白戦の第一の感想としては、「思った以上に収穫が多かった」ということだろうか。この時期から新戦力がいきなり魅せるというのはそんなに多くはないのだが、丸、中島、炭谷、ビヤヌエバの四選手が皆それぞれの活躍をしており、開幕がより一層楽しみになったものである。特に丸選手はやはり去年まで何度も読売を苦しめただけあり、期待通りやってくれたという感じである。中島選手も、キャンプの最初こそ少しコンディション面で不安を抱えていたが、勝負強さは健在。今日の正午の紅白戦でも彼ら新戦力のパフォーマンスを楽しみにしたい。

○今回の紅白戦で私的に特に見たかったもの
まあこのようにタイトルを書いておきながら、見たかったものなんていくらでもあったのだが、その中でも特に注目したいなというか、これは検証しておきたいなと思っていたことが三つあり、「陽選手の右翼守備はどれくらいのものか」「ビヤヌエバ選手の選球眼はどうか」「ドラ1:高橋優選手の投球はどうか」である。
まず一つ目、全然言うことナシだった、というか元々陽選手は右翼手であったから何も心配はいらなかったのだが。それでも久しぶりであることに変わりはないので見ておきたかった。あれぐらいのことが可能なら本人の目標としていた全試合出場もバッチリ出来ると思う。
二つ目、左右投手からきっちり四球を選んでいたのでこれも問題ないと思う。あとは次の紅白戦で持ち前の長打力を見せて欲しいところである。まだ100%の力を出す時ではないとはいえ、見たいことは見たい。
そして三つ目。やや四球と深めの当たり(和真選手の中飛や炭谷選手の左犠飛など)が多かったかなとも思うが、初実戦で三回一失点ならば十分だろう。あとは堀内さんも言ってたように、シーズンで一軍に出しても戦えるような投手を目指してもらいたい。早めに出てきてくれなくても、長生きする投手になってくれれば私は嬉しい。

○唯一気がかりなこと
紅組10得点と白組6得点と打撃戦になったけれども、私としてはほとんどの投手には文句がない。特に田原選手や鍬原選手は一軍中継ぎメンバー入りへかなり大きな前進が出来たと思うし、シート打撃でけっこう打ち込まれていて心配だった森福選手もイニングを跨いでから一失点したものの割と抑えていたと思う。
ただ今村選手だけは不安が残ってしまった。3日に行われた最初の紅白戦における高田選手もそうなのだが、一度打線に流れを作らせてしまうとそれをなかなか止められない。やはり先発として戦っていく以上は悪い流れを断つ切り換えの能力は非常に大事になってくるので、次に乗り越えるべき課題としてこれからじっくり取り組んでもらいたい。二人ともそこさえ乗り越えられれば、恐らくローテーションの一角は担えるレベルになれる。もうひと踏ん張りである。

次の紅白戦では丸、和真の二選手の並びにしっかり注目していきたい。ここがしっかり機能すればシーズンにおいてそれ以上の脅威はない。まだキャンプであり練習段階ではあるが、本番できちんと結果を残すためにも良い結果を見せて頂きたいものである。