らいてぃん・とぅないと

主に眠れない夜に、筆は進む。

19年プロ野球キャンプ前考察:読売編3

〈前回の続き〉

◎先発
○「チャレンジ枠」を安心して設けるために
先発についてこれまでに一つ気になるニュースがあった。「六人目はチャレンジ枠にしたい」という原監督の考えを報じたものである。実際、高卒三年目の萌生選手や竜聖選手、去年のドラ1の高橋優選手など、試してみて欲しくなる選手はとても多く、私もこの考えには賛成である。
ただし、これを実現するには、五人目までに入る選手がしっかり仕事をする必要がある。この五人の選手として起用して欲しい選手は、外国人枠を投手野手二人ずつ且つ投手は去年ウィークポイントだった中継ぎに二人使って欲しいことから、「菅野、山口俊、野上、麗斗、今村の五選手」かなぁと思っており、この五人にチャレンジ枠を含めた六人のバックアップをして欲しいのが岩隈選手と考えている。特に頑張って欲しいのが野上選手と今村選手。野上選手は炭谷選手の加入を良いきっかけにして欲しい。今村選手は去年はシーズン途中から欠かせない存在となったが、今年は序盤からの活躍を期待したい。
外国人選手に関しては、全く出番がないなんて事は絶対にないと思っている。理想はあくまで「中継ぎ二人、野手二人」だが、不調も怪我もなかなか避けられるものではないので、(良くも悪くも)必ず出番は回ってくる。その時にしっかり仕事をしてくれれば。
中継ぎの不安が大きいこともあり、どうしても長く投げるのが他球団より重要になってくる。どの選手も平均投球回7以上を目指して頑張ってもらいたい。一人でも多くこの目標が達成出来れば勝ち試合は順調に増えていき、優勝がぐんと近づく。

◎中継ぎ
○不運にも一番補強が難しかったところ
去年の読売には「中継ぎを補強してもらいたい」と思った方は多かっただろう。去年圧倒的に苦労したポジションであるから当然であり、もちろん今年一番のポイントになってくる。しかし昨シーズンオフは補強をしようにも、補強の為に呼べそうな選手が国内にいたかと聞かれるといなかったとしか答えようがない状況だった為こればかりはどうしようもない。
そこで大事になってくるのが現存戦力をしっかりものにする事。一軍の中継ぎを任せられそうな選手自体は沢山いるので、あとは彼らをどこまで輝かせられるか。去年多く雇った新投手コーチの腕の見せどころである。

○私が思う「キーパーソン」
まずは最年長の上原選手。万全な状態に戻るまでしっかりリハビリして欲しい。中継ぎは調子が良いと登板数が多くなってくるので、ちゃんと回復してからでなければ取り返しがつかない事になる。首脳陣もそこはしっかり見極めて欲しいところ。
次に、田原選手。多分余程の不調がなければ原監督に大事な局面で起用して貰えると思う。上原選手や澤村選手が苦しんでいる時に一番助け舟を出せそうなので、あまり目立たないが重要度はかなり高いのではなかろうか。
最後に、森福選手。何故かというと、中継ぎ経験が豊富な現役左腕はもう彼しかいない。他の中継ぎ左腕を十分戦えるレベルまで伸ばすには、まず森福選手が先陣を切る必要があると思う。今年こそ一軍でしっかり投げて、本格的に中継ぎ転向をした光夫選手や若い池田選手、中川選手、戸根選手などの見本になって頂きたい。

読売編だけ明らかに書きすぎてしまった。本当は各球団三ページずつ書きたかったぐらいなのだが、そこは私の力量不足。今後の課題としたい。
今年は様々な選手、コーチの異動があり、去年までとはかなり違った様相になる事が予想される。それを良い方向に生かして、悲願の優勝、日本一を果たしてくれる事を祈り、今年も全力で応援する。