らいてぃん・とぅないと

主に眠れない夜に、筆は進む。

2/11 読売紅白戦

前日に引き続き二回目の紅白戦が行われた。今回は宮崎キャンプ最後の日ということもあり、最後のアピールの場となったわけだが、皆それぞれ良い動きをしていたように思う。前回は今村選手だけやや心配な内容だったが今回は特に心配な選手はいなかった。

○特に良かったと思う選手
私としては、桜井選手が特に良かったかなと考えている。少し前なら二回投げれば三失点ぐらいはしてしまっていただろうが、昨日はテンポよく抑えられていた。先発で勝負するにせよ中継ぎで勝負するにせよ、彼の場合まずはスタートラインに立つ必要があると思っていたので、今回の結果から、第一関門は突破したかなと。無事一軍生き残りを決めたので、次は対外戦で更にアピールして頂きたい。

○一軍昇格を決めた選手について
まずは大城選手。打撃面の魅力は素晴らしいのだが守備面がまだまだだと思うので、一軍の素晴らしい先輩達(小林、炭谷、阿部の三選手はいずれも日本代表経験者)に学べる事は全て学んで欲しい。また仮に一塁コンバートをするにしても、中島選手が手本になってくれる。
大幾選手。私は二軍メンバーの中では彼が圧倒的にアピールしていたと思うので、昇格を知った時は非常に嬉しかった。寺内選手の後継としての代走守備固めはもちろん、尚輝、俊太両選手の中に割って入ってやろうぐらいの強い気持ちでこれからも頼みたい。
立岡選手。最後の二回の紅白戦で便利屋なだけでないというのを見せてくれたように思う。他の若手選手と比べると少し歳上だがまだまだ伸びしろのある選手。ここからももっとアピールして欲しい。
戸根選手。不足気味の左の中継ぎの中で切符を掴んだ。一時期はコントロールがかなりアバウトで心配だったのだが、今は大分修正が効いてきたかなという感じなので、継続して頂ければ。
最後に、工宜選手。支配下は目前だと思う。その日まで、またその日からも、好投を続けてゆくゆくは一軍レギュラーへと駒を進めて貰いたい。

○残念ながら二軍降格してしまった選手、惜しくも一軍に上がれなかった選手について
まずは萌生選手。ファームで好成績を取ったとはいえまだまだ二軍で出来ることがあるのは間違いない。もう一度、一軍で通用する投手になるために必要なものをファームコーチと一緒に考えてみて、再挑戦して欲しい。
重信選手、慎吾選手。主力が多く入ってからの紅白戦におけるアピールが他の外野手に比べ弱かったのは否めない。だがキャンプはまだまだ続くし、開幕一軍のチャンスは全然ついえていないので、こんなもんじゃないというところをこれからも見せて頂ければと思う限りである。
最後に、畠選手。個人的に一番惜しかったと思う。だがコントロールがやや悪いのとピンチを作ってしまうのが早いのは一軍に行く前に直さなければならないところだろう。怪我に気をつけつつ更なるレベルアップを頼みたい。

何人か別メニュー調整は入っていたが、怪我による降格がなかったのは本当に素晴らしいことである。あとは全員完走だ。どんな課題に取り組むにしてもまずは元気にやることからなので、最後まで皆の無事を祈りたい。