らいてぃん・とぅないと

主に眠れない夜に、筆は進む。

19年プロ野球キャンプ前考察:読売編1

前回西武に関する記事を書いて、キャンプ前考察もいよいよ最後の一球団となった。これまでの記事では各球団のファンになりきってフロントにより重要視して欲しいポジションなどを書いてきたが、読売の場合はなりきるまでもなくファンであるから、他球団よりしっかり考察しなければならないと思っている。ということで、「一番重要と思うポジション」と「他のポジション」で分けていたのを、少し形を変えて各ポジション毎にタイトルを振りながら書かせて頂きたい。

◎外野手
○「レギュラー」というものは…
丸選手が読売移籍を決断した時に、新たな読売の外野手陣営について考えたのだが、その際、広島に移籍した(当時はまだしてない)長野選手に関して「『去年の彼は一軍にいて差し支えない選手だったか』と言われると迷わず首を縦に振るのだが『去年の彼は外野のレギュラーだったか』と言われると首を傾げたくなる…」というふうに感じていた。その理由が「去年の外野手メンバーのうち長野選手は、打率や打点などの数値はもちろん、ギリギリでなく余裕の規定到達をしていなければならなかった」のではないかということからである。レギュラーという言葉は、きっちり規定打席に乗せた上で三割付近の打率やチーム内三傑ぐらいに入る打点、本塁打数を残す選手に使うものと思うのだ。
外野の枠は左中右の三枠。去年時点で、長野選手の対抗馬となる選手は陽選手、ゲレーロ選手、亀井選手が主だった(他の外野手は若手が多くもちろん負けてる場合ではない)。この中で亀井選手だけ左打という事で、彼で一枠使うのは想定可(実際、亀井選手は規定到達した)。残る枠は二つに減るが、三人の中で明らかに不利な選手がいる。当然外国人枠の問題を避けて通れないゲレーロ選手である。去年はこれにより、途中で投手事情が苦しくなった結果枠の都合で一時期一軍から離れている。これに加えて陽選手が開幕してしばらくした時に不運な死球による負傷をしたこともあり、「陽選手とゲレーロ選手のどちらかがいない」という期間はけっこう長かった。これらの事情を踏まえると、16試合ほど背中の張りで一軍にいなかったとはいえ長野選手には規定打席をある程度上回る出場(具体的には500打席ぐらい、もし怪我ナシなら560打席ぐらい)はして欲しかったというのが私の意見である。
補償となっても仕方がない、とまでは思っていないが、もう30半ばとして迎える今年でも毎年恒例の春先の不調に陥るようなら、原監督も少し言っていたように夏まで別の人に任せるということになるのは仕方ない、とは思っていた(それゆえ、「丸選手を獲得して陽選手はどうする」みたいな意見にも、「陽選手は元々右翼中心でプレーしていたり、読売入団後割と何度も右翼でノックを受けていたことから、右翼手起用をしても大きな問題はないと思う、むしろ長野選手とゲレーロ選手(←やはり外国人枠の都合があるから)の方が危うい」と反発していた)。
上記の内容は長野選手が移籍していなくても書くつもりだった。こうは言ったがそれでも面倒見なども含めた様々な面から、一軍にいると嬉しい存在であり、移籍が惜しくないなんてことはないし寂しいのは間違いない。が、本来は上に記したような意味での「レギュラー」を様々な補強を行う前からガッチリ掴んでおいて欲しかった存在。広島ではせっかくなので先程挙げた「規定打席を余裕で超える」に加え「フル出場」を色々な外野手がいる中で達成して、まさに広島外野手のレギュラーであった丸選手の穴を埋めるのに貢献して欲しい。

○今年の各選手の目標
長々と書いたが、これではほとんど今年のことに触れていないので、ここからは本題に戻る。
まずは陽、丸、ゲレーロの三選手の目標として、「三人のうち二人規定到達」と「亀井選手を極力スタメン出場させない」この二つとして欲しい。まずは前者。実は去年セ・リーグで唯一これを達成出来ていなかったりする。全員規定到達すれば万々歳だが、怪我や不振もあるので三人中二人。逆に言うと三人中二人は達成出来るぐらいには怪我や不振がないようにして欲しい。それが出来るなら打率などの数値はついてくるはずだ。続いて後者。別に亀井選手が嫌いな訳では無い(むしろ縁の下の力持ち的存在で好感度最高)。年齢と代打成功率の高さから代打の神様にピッタリなので、比較的若い三人にスタメンを任せてここぞで亀井選手、という戦い方が出来れば理想的だと思うのである。
次に若手選手の目標。恐らく陽、丸、亀井、ゲレーロの四選手に加えて、もう一、二人は一軍登録することになると思うのである。この一、二人の枠をしっかり勝ち取って欲しい。その為にはキャンプでも二軍でもしっかりアピールして、監督に「代走として使えそうだ」「代打や守備固めで使えそうだ」と思わせるのが大事だ。長野選手が移籍したが逆に言えばそれだけ若手選手はしっかりプロテクトされたということ。ファンやフロントの期待にしっかり答えられるように準備して頂きたいところだ。

○期待の若手
以下に期待したい若手選手とその選手に期待する役職を記す(もちろんここに書いていない選手にも期待している)。
・長野選手の後継として期待
和田恋選手と慎吾選手。将来的に長野選手より高い本塁打数と得点圏打率を一軍で記録出来れば完璧。
・代走守備固めとして期待
重信選手と松原選手。俊足を生かした打撃も兼ね備えられれば最高。


〈次回へ続く〉

19年プロ野球キャンプ前考察:西武編

前回は阪神に関する記事を書き、キャンプ前考察も残すところ両リーグ一球団ずつとなった。今回はパ・リーグのトリとして西武に関して書いていこう。

○「よく優勝出来たなぁ」とさえ思える西武の投手能力
去年の西武は見事優勝を果たした。その理由は何といっても打線の強力さだろう。「九番の金子侑選手の打席以外ではどこでも点が入る」と言われるほどの得点力はまさに「山賊」の名の通りのパワフルさだった。オアシスみたいな言われ方をしてはいるが金子侑選手も他選手の打点のアシストに大いに絡んでいるので隙がなかったものである。
一方で投手力はというと、まさかなのかやっぱりなのか、パ・リーグ六球団で堂々の最下位である。読売の菅野選手より多い16勝を上げた多和田選手でも防御率が3.81(菅野選手は2.16)と最多勝にあるまじき高さで、いかにチームが「打力依存」であるかがよくわかる。そのツケが回ったのが去年のCSで、打線があまり機能しなくなった途端に思うように勝てなくなり、日本シリーズへの切符を逃してしまった。
この事から、浅村選手と炭谷選手を放出しているがやはりポイントは投手という結論がスっと出る(というか、打線の要の浅村選手と代表捕手経験が豊富な炭谷選手が抜けたからこそポイントは投手、とも言えるかもしれない)。これは仮に菊池選手がメジャー挑戦をしていなくても言えていたことだろう。ストロングポイントが弱体化する心配よりもまず強烈なウィークポイントをどうにかする必要がある。
これは春季キャンプ前だからこそ言いたい事なのだが、春季キャンプは主力の調整と、それだけでなく「去年の成績などから主戦力候補を発掘し、開幕からしっかり最後まで戦える選手に育成する」という目的もある。そしてこれは毎年やることである。それなのに何故先発も中継ぎも途中補強の選手(具体的には榎田、マーティン、ヒースの三選手)にことごとく負けるのか、いくら上手い途中補強をしたとしてもそんなことがあってはならない、というか本来、途中補強をしなくて良いぐらいの出来が欲しいところなのである。
今年の投手目標は少なくとも防御率リーグ上位だと考えている。やはり日本一になる為には、投手部門でリーグ下位にいるわけにはいかない。これを西武に所属する全ての投手がしっかり意識して頑張って欲しい。

○他のポジションについて
・外野手
今年は特に言うことはない気がするが、強いて言うなら秋山選手がメジャー挑戦する可能性があるので、後継のことを早めに考えておくのは良いと思う。最悪外国人補強で何とかしにかかるという手もあるだろうけれども。

内野手
浅村選手が抜けたが、「二→外崎選手、三→中村選手、D→メヒア選手」と配置して、それぞれがしっかり実力を発揮出来れば十分カバー出来ると思う(これは「来期外国人考察:パ・リーグ編」でも書いている)。ただ去年はメヒア選手がかなり不調だったのでそこは心配である。保険の外国人選手を獲得しておくのも手かもしれない。

・捕手
今年は去年以上に森選手に色々な責任がかかる。経験豊富な炭谷選手の補助ナシで正捕手として投手やチームを引っ張っていくことになる。投手が良ければ少しは楽なのだが、如何せん上記の惨状であるからなかなか一筋縄ではいかないと思う。もう一人の捕手岡田選手とも力を合わせて今年は打力以外の面でも更なるレベルアップをして欲しい。

○おまけ
内海選手が「二桁勝利と規定到達を目指したい」と話していたが、是非目指して欲しいと思う反面、もう37歳で且つ負ってきた怪我も少なくない以上あまり無理し過ぎないで欲しいという気持ちもある。実際少し前に登板中に足をつったりしていたので、選手層の都合で期待する気持ちはわかるが、首脳陣にはどうか最大限力を発揮出来る限界というのを見極めながら起用して頂きたい。

19年プロ野球キャンプ前考察:阪神編

前回はソフトバンクに関しての記事を書いたが、今回は阪神について書かせていただく。去年は金本監督の三年目のシーズンで、本人もかなり自信を持って臨んだがまさかの最下位だった。そこから逆襲する為の鍵となるポイントについて考える。

○去年のドラフトから現存選手に感じて欲しい事
去年のドラフトでの阪神の一位指名の仕方はかなり話題になった。というのも、高卒外野手→大卒外野手→社会人外野手と立て続けに外野手を指名したからであるが、これは明らかに矢野監督が「阪神の最大の弱点は外野だ」と自覚していると考えられる。実際外野が最大の弱点且つ今年最大のキーとなるのは間違いないだろう。
去年の外野手の陣容は、37歳の糸井選手、41歳の福留選手という大ベテラン二人以外はかなり流動的という、ただでさえ一枠空いているのにいつもう一枠空くかわからない状態だった。当たり前だがこのままで良いわけがなく、既に空いている一枠を埋める選手も近いうちに必要になるベテラン二人の後継選手もいち早く用意しなければならない。
ここでベテラン二人以外の外野手を見てみると、一時期の打撃力がどこかに行ってしまった高山、中谷、俊介の三選手や、身体能力は高いがあまりにも三振が多すぎる江越選手、代打だと良いがスタメンだと厳しい隼太選手と、皆「全然ダメ」ではないのだがうーん…という感じだ。
彼らにはあのドラフトの指名の仕方を、「危機感を持ってくれ」という監督のメッセージと思って欲しい。今年はもちろん結果を出さなければならないが、もしなかなか上手くいかなくてもせめて.240台ぐらいで粘って、「まだ我慢してみよう」と思わせることが大事ではなかろうか。さすがに一割台や二割台前半まで落ち込んでしまっては使いようがない。ベテランが元気なうちに次世代のレギュラーとなる選手を育てるのを矢野監督には是非頑張って頂きたい。

○他のポジションについて
内野手
最近、「大山選手を本気で四番として育成する気があるのだろうか?」という疑念が止まらない。というのも、四番に置くのが早すぎると思うのである。たとえば陽川選手ならファームで四番を務めて結果を出した経験があるのでわかるのだが、大山選手はまだ今年でやっと三年目、四番に据えるには下積みが必要な段階にあるように思う。四番は若くても出来るが下積みナシでは絶対出来ない、というのは他球団の若い四番を見ればよくわかる。一軍で使うとしても少なくとも二ヶ月ぐらいは様子を見て、その期間中きっちり結果を出せたらやっと四番に据える、ぐらいが良いのではなかろうか。

・捕手
梅野選手が正捕手として大分形になってきたが、あとは「後輩の見本になる」ぐらいのレベルまで達して欲しいところ。これを目指すのに一番欲しくなるのが、培ってきたものを現役で見本としてプレーで見せられる「正捕手に匹敵するレベルの中堅、ベテラン層の第二捕手(たとえば広島の石原選手、ソフトバンクの高谷選手、西武にいた時の炭谷選手のような)」なのだが、生憎今の阪神にいないので、ここは元名捕手の矢野監督の仕事になるのかなと。

・先発
西、ガルシア両選手の補強は大きいが、一方で今年から日本人扱いとなるメッセンジャー選手の状態が心配でもある。長らく阪神投手陣を引っ張ってきたが、年齢を重ねてきたのもあり去年の最後の方はかなりフラフラで勝ち星を挙げられなかった。それゆえ、今年のローテを「西、ガルシア、メッセンジャーの三選手に残り三選手」と考えるよりは「西、ガルシアの二選手に残り四選手」と考えておくべきだろう。その残り四選手の枠に入るのが濃厚な岩貞、小野両選手には今年は勝ち越しを期待したいところ。勝利数は共に7だったが敗戦数も多かったので…。

・中継ぎ
先発から転向した能見選手の奮起もあり去年もストロングポイントだった。とはいえ能見選手も大分年齢が高いので、依存せざるを得ない状況にだけしないよう、若手選手にしっかり後継を狙って貰いたい。

去年は二軍は優勝した。その二軍を率いたのが矢野監督ということもあり期待はとても高いだろう。最下位からどこまで順位を上げられるか、楽しみである。

19年プロ野球キャンプ前考察:ソフトバンク編

前回中日についてのキャンプ前考察をして、残すところ四球団。今回はソフトバンクについて考察していく。日本一には二連続でなっているものの、リーグ優勝を連続でというのになかなか苦戦している。それを打開するキーになるポジションを考えたい。

○覇者が補強を試みた二つのポジション
キーポジションの話をする前に―FA関連のニュースが出だした頃、ソフトバンクは浅村選手と西選手の両取りに動いた。当時やけに「どうせソフトバンクが両取りを決める」みたいな風潮があったが、そう簡単に言ってしまう人達は過激な言い方をすると過去のFAを全く見てないニワカだ。契約金額は会社員で言うところの給料であるから当然大事ではあるが、移籍先の決定には他にも様々な要点があるのだ。
今回のソフトバンクの場合は、金銭とは別の要点のうちの「立地面」においてとてつもない不利を被ったのがFA戦線の敗因と考えられる。実は過去のソフトバンクへのFA国内移籍選手はほとんどが九州出身なのだ(内川、中田賢両選手など)。九州の選手なら地元帰還を狙えて大いに有利だが、そうでないといきなり拠点が物凄く西になってしまう。これが移籍選手(特に妻子持ちの選手)にとってはとてもハードルが高いのである。
話を戻す。FA獲得の目的はやはり「現時点で不安が大きいポジションを補強すること」であるから、去年のFA選手の中で浅村、西の二選手に目をつけたということは、二塁と先発に不安を感じていることがよくわかる。実際、この二つのポジションは今年も含めた今後のキーポイントとなるのは間違いないだろう。
まず二塁。直近三年のスタメンを見ると去年引退した本多選手と、年齢が30代半ばの川島、明石両選手が主に担当していて、そろそろ若返りを考えなければならない時期に来ているのがよくわかる。去年牧原選手がようやく形になってきた感じだったので、あとは前任のベテランが引退しきるまでに出てこられるかどうかだ。去年は打率は良かったが四球を選ぶ能力がもう少し欲しいなと感じた。その点を含めて今年のレベルアップ(最低でも逆戻りしないよう)に期待したい。
続いて先発。世代交代はある程度進んできたと思うが、去年のローテを見ていると「サファテ選手が抜けていたからこそ出来たローテ」という気がしてくる。というのも、バンデンハーク、ミランダ両選手の重要性がかなり高いのだ。しかし今年は外国人枠を先発二人に割くことが出来るかわからない(中継ぎや野手も使いたくなりそうな外国人選手が多い)。去年少し出てきた大竹、高橋礼の二選手の更なる進化に加え、もう少し新戦力が出てくるのが望ましいだろう。特に高橋純選手や正義選手は今年ちょっとでも結果を出して貰わないと困る。まずは一軍で何度か試してみようと監督に思わせることから始めて欲しい。

○他のポジション考察
・外野手
柳田選手の貢献度の高さは本当に凄すぎる。だからこそ、怪我にだけは注意して欲しい。貢献度の高さゆえ、怪我すると穴の埋めようがなくなってしまう。

内野手
二塁以外では、三塁が気になる。松田宣選手がけっこう年齢を重ねており、グラシアル選手も枠の都合で出られるかわからない為、もう一人用意しておきたい。期待しているのは広島から移籍した美間選手。二軍ではこれまで結果を出してきただけに、そろそろ一軍で活躍するところを見たい。

・捕手
最近、拓也選手がかなりもてはやされているが、私は、過大評価とまでは言わないけれども、肩以外にストロングポイントをもう一つ作って欲しいと思っている。特に今年は先発(とマシンガン気味の中継ぎ)が課題になりそうなのもあり、投手を支える面を頑張っていただければ。

・中継ぎ
層はとても厚いのだが、如何せん起用がマシンガン継投なのが気になる。怪我のリスクが高まるのもあるし、それでなくともより多くの投手が必要になってくる。加えて寺原選手と五十嵐選手が去年で退団したが、残った去年の中継ぎメンバーはどこまで持ちこたえられるだろうか。また、新戦力がそこに割って入れるだろうか。先発、二塁の次に注目していきたい。

去年も2016年も、ほとんどの人が優勝予想する中での二位だった。今年以降はそうならないようにして悲願のリーグ連覇を成し遂げて欲しいところだ。

19年プロ野球キャンプ前考察:中日編

前回は、日本ハムについて、鍵となるであろうポジションの話をさせて頂いた。今回は中日について書かせてもらいたい。与田監督が就任してチームの巻き返しを図る中日において、特に大事だと思うポジション別ポイントを書いていく。

○新たに出来たと言われる「穴」よりも…
まず結論、中日一番の課題は100%「先発」である。それは多分皆わかってると思うのだが、メディアがよく「ガルシア選手の穴をどう埋めるか」みたいな言い方をするのが少々疑問である。「ガルシア選手の穴をどう埋めるか」よりも「ガルシア選手が来てもなお存在していると判明した先発の穴をどう埋めるか」だと私は思うのである。
ガルシア選手の穴は埋まるか?という問いには「埋まる」と答えたい。中日の獲得する外国人選手は活躍するケースがとても多く、ロメロ選手が今年結果を出す確率はガルシア選手が二年目にしっかり結果を出す確率と同じかそれ以上は期待出来る。問題は日本人の方である。日本人先発の勝利数一位でも6勝しかないというのはあまりにも厳しい(しかも去年来たばかりの松坂選手と、当時わずか二年目の笠原選手という)。
この惨状は選手だけの責任ではない。それを踏まえたのだろう、去年多くの投手コーチが解雇され、新たな投手コーチがやってきた。そして与田監督も現役時代は投手(森繁監督も投手だったが)。選手とコーチが一丸となって、まずは二桁勝てる日本人先発を生み出すのが、「強竜再燃」への第一歩だろう。

○他のポジションについて
・外野手
大島、平田、アルモンテの三選手が揃う中日一番のストロングポイント。若手選手がまず目指して欲しいのは「アルモンテ選手の代走、守備固め」かなと思う。このポジションは去年は主に工藤選手が担っていた。アルモンテ選手の力を最大限に発揮する為にもこの枠は誰か出てきて欲しい。

内野手
やはり注目は根尾選手だと思うが、高卒一年目というのはどうしても攻守どちらにおいても壁に当たるものなので、最終的に超一流になる為にも育成を焦り過ぎないようにして欲しい。ポジションについても、遊撃へのこだわりを見せてはいたが、周平選手が三塁だと厳しいが二塁だとよく活躍したように、プロに入ってからわかることも色々あるだろう。自分が輝けるやり方をプロで改めて探して貰いたいところだ。

・捕手
今年に関しては、松井選手、大野奨選手にはバッティング以上に投手をしっかり引っ張る方に期待したい。投手の目標は捕手の目標でもあると思うので、広いナゴヤドームが本拠地という地の利も生かしてチーム防御率を下げて先発勝率を上げて欲しい。バッティングに関して目標を挙げるとすれば、逆に本拠地が仇にもなるので、まずは長打はさておき.240といったところか。

・中継ぎ
元々はストロングポイントだったのだが、去年は大変な事になってしまった。先発同様、投手コーチがかなり入れ替わるのが功を奏して欲しいところである。選手層は全く薄くないので、あとはバッチリ復活するのみ。

最近Aクラスから遠ざかりがちだが、以前と比べると世代交代もある程度は進み、復調の兆しはちゃんとあると思う。新体制での昇竜に大いに期待する。

19年プロ野球キャンプ前考察:日本ハム編

最近多忙などによりあまり考える時間がとれなかったが、プロ野球キャンプ前考察もそろそろ後半戦に突入しようと思う。残すところは日→中→ソ→神→西→巨である。今回は日本ハムについて書いていく。

日本ハムでは珍しい「世代交代が進んでいないポジション」
去年のオフの日本ハムは、良い意味で「らしくなかった」。というのもこの球団、基本的にオフは放出がメインの話題で獲得の話が出ないからである。なので金子選手や王柏融選手など注目選手を獲得した去年オフは何か別の球団を見ているような気分だったものだ。この二人がしっかり力を発揮出来れば、放出したレアード選手や高梨選手の穴はきちんと埋められるのは間違いないと思う。心配があるとすれば三塁の守備か。王選手に昔のポジションに戻ってもらうか、外野手をコンバートするか。それでもこちらはまだ何かしら手の打ちようはある気がする(最悪、もう一人外国人を獲得もアリだろう)。
ただ、日本ハムには一昨年の新人王が抜けた先発とかホームランバッターが抜けた三塁より気がかりなポジションがあるように思う。二塁である。長年二塁を守ってきた賢介選手が今年限りでの引退を発表したが、彼がスタメンから降り始めた時から後継が出てきていないのが現状で、こちらは三塁より補強が難しい以上今年はここを務める選手を例年以上にしっかり育成する必要があるだろう。
候補としては石井一選手、渡邉選手などが挙げられる。ただ石井一選手はまだ今年で三年目であり、渡邉選手も去年の後半の方に少し出てきたぐらいなので、未知な部分がとても大きい。賢介選手が現場(特に一軍)にいて面倒を見られる間にある程度定着出来るのが理想だ。
他にも杉谷選手やヤクルトから来た谷内選手などもいる。二塁を守れる選手の数は揃っているから、あとは「正二塁手」となるまで育成しきれるかどうか。栗山監督及びコーチ陣の手腕が問われる。

○他のポジションについて
・外野手
泰示選手が覚醒したと何度も言われているが、私としてはまだまだと思っている。最終的にはトリプルスリーも夢じゃないぐらいのところまで行って欲しい。その為にはもう少し本塁打を増やすことが出来れば、と思うのである。去年二番に定着していたが、本来はクリーンアップを任す予定で読売が獲得したので、レアード選手が抜けた今年は、本塁打を増やして出来れば五番などを打って欲しいな、中田選手に近づいて欲しいなと考えている。

・捕手
正直、帰ってきたばかりの鶴岡選手が去年あんなにも試合に出るとは思っていなかったのだが、調べ直してみると日本ハムの捕手は大抵「20代前半の若手」と「30代後半のベテラン」で構成されていることが分かる。そう考えると、一昨年チームを去った大野選手の穴は、目立たないようでやはり小さくはないと思える。鶴岡選手をはじめとするベテラン捕手陣が元気な間はドンドン試合に出てもらえば良いと思うが、いつ限界が来るかわからない。若手選手が26歳を超えるあたりでベテラン選手に取って代わるのを期待したい。

・先発
上に「先発は二塁よりマシ」みたいな書き方をしたものの、去年のCS1stで上沢、マルティネス両選手の後の三番手としてあまり登板がなかった杉浦選手をいきなり起用する程度には先発に困っている。金子選手を補強し、恐らく新外国人選手のうち一人を先発起用すると思うのだが、この二人にはけっこうしっかりローテに定着してもらう必要があるだろう。それに加えて、一時期活躍したのに不振に陥ってしまった選手(特に有原選手)やまだ育ちきってない選手の復活や育成も欠かせない。捕手の話とも重なるが、ベテラン捕手がいる間にある程度若手先発を育てるのが大事になってくると思う。

・中継ぎ
去年は増井選手が抜け、トンキン選手も期待通りの結果を出せないとなかなかハードな状況だったがそれでも石川直選手や浦野選手を育成してと、状態は上向きに感じる。後は上記の通り先発がやや弱いので、ロングリリーフがいれば有難いだろうか。初めからロングリリーフで育成というのはなかなかないので、どうしても先発で結果が出ないという人はこの枠を目指すのも良いと思う。

最近の日本ハムは上位と下位を行ったり来たりというイメージがある。今年は補強を生かしてしっかり上位にいけるか、見物である。

誕生日

本日は22歳の誕生日。
20代は経過が早いと聞いていたが、もう成人式から二年経ったと思うと驚きを隠せない。もう少し時の流れを遅らせて欲しいものであるが、楽しい時間はすぐ過ぎるとも言うし、しんどいこともあるけれど何だかんだでそれだけ楽しめてるという事なのかなとも思う。

人生22年目の目標としては、「次の23歳の誕生日を、より多くの人に祝ってもらえるように」で行こうかなと思う。
負けず嫌いな性格のせいか、「誕生日おめでとう」の言葉が少ないと、まだまだだなって思ってしまうので…色々な面で成長して、目標達成を目指したい(とは言うものの、今年けっこう祝われました。これは目標が高くなるぞ笑)。

そういえばスクフェスでは誕生日祝い機能が追加されているので、せっかくなのでお気に入りの娘の特にお気に入りの衣装で…

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一番好きな衣装はlily whiteのCDジャケットとかで見られる青ドレスなのだが…あれはいつ実装されるのか…