らいてぃん・とぅないと

主に眠れない夜に、筆は進む。

読売優勝記念レギュラーシーズン総括1

昨日は浪人時代から待ち望んでいた歓喜の瞬間が訪れ、興奮でまともに眠れなかった(まあこれは割といつもだが)。読売巨人軍が、五年ぶりのセ・リーグ王者、且つ令和初のセ・リーグ王者になった。選手一同、数々の敗戦を経験し、数え切れないほど悔しい思いもしたと思うが、それらも引っ括めた長い道のりを越えて、ついに最高の結果が生まれた。本当に、本当に喜ばしい。

今回はキャンプ前に書いた読売の「今年はここに注目」という考察に対し、実際にシーズンが進んでどうだったかを書いていこうと思う。実は、オールスター明け辺りに一度「中間発表」的な感じで書こうと思っていたのだが、この時チームがかなり好調で、調子に乗って余計な事を書いて後で恥ずかしい思いをするのを怖がって書けなかった(実際、ゲーム差0.5まで詰められた時もあったし)。

○先発:覚醒したエースと、苦境でも耐えたエースと、支えた若手
今季の先発で誰より頑張ったのは、間違いなく山口俊選手だろう。菅野選手が不調の中(不調でも11勝だから相当凄いが)、先発選手達の先頭に立って15勝、しかも敗戦数もわずか4という大活躍。FAで読売に入団してから三年、素晴らしい輝きを見せてくれた。
また、まさか、というと失礼だが、正直桜井選手が先発に復帰してここまで結果を出すとは思わなかった。丸、炭谷両選手の補償として退団する可能性すら考えていたが、チームに居てくれて本当に助かったと、ファンもコーチ陣も皆思っている事だろう。
メルセデス選手の粘り、高橋優選手の新人らしからぬ強心臓に助けられた試合も多く、まさに皆の力で様々なピンチを乗り切ったという感じである。

○中継ぎ:功を奏した配置転換、途中補強
「まさか中川、京介両選手がここまでやるとは」
「まさか麗斗選手が中継ぎで成功するとは」
「まさか途中獲得した鍵谷選手とデラロサ選手が大ハマりするとは」
「まさか優勝が決まった試合の勝ち投手が大竹選手とは」
ハッキリ言って、まさかだらけだった。オフに最も補強しづらかったポジションで、原さんはどうやって穴をカバーしていくのだろう、と思ったら、ここまで安心感のある状態にするとは。
個人的に一番驚いたのは鍵谷選手。日本ハムでなかなか結果が出ていなくて、ぶっちゃけてしまうと、トレード直後は「豊樹選手とかもう少し若い選手の方が…」なんて事を思っていた。そう思っていたのが本当に申し訳ないぐらい、良い仕事をしてくれた。本当に来てくれて良かった。
ここまで書いておいてなんだが、まあ恐らく一番皆がまさかと思ってるのはこれではなかろうか。
「まさか守護神候補で来てなかなか結果を出せなかったクック選手が運命の決戦でエース相手に善戦して試合に勝つとは」

……一つの記事に書ききれるはずがなかった。これ以上書くと長くて(ただでさえ読みづらいのに更に)読みづらくなるので、野手に関する事は次回に続く。